• "水需要構造"(/)
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  1. 神戸市議会 2003-12-16
    開催日:2003-12-16 平成15年建設水道委員会 本文


    取得元: 神戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-24
    本文へ移動 ↓ 最初ヒットへ(全 0 ヒット) 1   (午前10時3分開会) ◯委員長たけしげ栄二) 皆さん,おはようございます。ただいまから建設水道委員会を開会いたします。  本日は,去る12日の本会議において,本委員会に付託されました議案審査及び当局からの報告聴取のため,お集まりをいただいた次第であります。  まず初めに,お諮りいたします。  本日,水道局審査の予定はありませんので,所管事項に関して質疑がなければ待機を解除したいと存じますが,いかがでしょうか。  (「なし」の声あり) 2 ◯委員長たけしげ栄二) 特にないようですので,水道局待機を解除いたします。 (建設局) 3 ◯委員長たけしげ栄二) これより建設局関係審査を行います。  最初に,私からご報告申し上げます。  去る12月11日に建設局から,神戸下水道事業経営に関する答申について報告を受けました。本件については,この後,建設局から報告を聴取いたしますので,内容の説明は省略させていただきます。  それでは,第75号議案及び報告1件について一括して当局説明及び報告を求めます。局長は着席されたままで結構です。 4 ◯村戸建設局長 皆さん,おはようございます。それでは,座らせていただきます。  それでは,第75号議案土地売却の件(渦森台3丁目ほか)につきまして,ご説明を申し上げます。  資料1の91ページをお開きください。  本件は,本市が所有する土地六甲山系グリーンベルト整備事業用地として,国土交通省に売却しようとするものでございます。  売渡物件渦森台3丁目ほか4筆,売却面積は2万2,817.95平方メートルで,1平方メートル当たり平均1万 1,276円,総額2億 5,730万 1,241円でございます。  次のページの右側に,議案参照図をつけておりますので,ご参照ください。  以上で,第75号議案説明を終わらせていただきます。
     引き続きまして,神戸下水道事業経営に関する答申について,ご説明申し上げます。  答申書の冊子も配付させていただいておりますが,お手元の資料2,神戸下水道事業経営に関する答申概要でご説明させていただきます。  1ページをお開きください。  1諮問趣旨は,去る7月18日に,上下水道事業審議会諮問いたしました事項を掲げております。  (1)汚水処理経費に対する負担区分見直し,(2)雨水事業経理手法検討,(3)汚水事業経理手法検討の3点でございます。  この3点に対する答申を,2諮問に対する審議会の考え方としてまとめております。  まず,(1)汚水処理経費に対する負担区分見直しでございますが,下段の図をごらんください。  現在,汚水処理経費負担区分現状につきましては,公費一般会計負担率一般排水資本費の50%としております。今回,最終的に残すべき公費負担検討をお願いしたところ,見直し案のように,公費負担率を20%程度にすべきとの答申をいただいたものでございます。なお,一般排水とは,主に家庭排水のことを示しており,神戸市では一月の使用水量が50立方メートル以下を一般排水として区分いたしております。  また,高度処理経費負担区分現状につきましては,全額公費負担となっておりますが,国の繰り出し基準どおり特定排水分を除く2分の1に適合させるべきとの答申をいただきました。  これらの負担区分見直しについては,できるだけ早期に,また,一括して実施すべきとの提言をいただいております。  次に,2ページをごらんください。  (2)雨水事業経理手法検討でございます。  雨水経費は,全額公費負担でございますので,いわゆる資金ベース方式繰り入れに変更しても問題はないとの答申をいただいております。これは,上段の図にございますように,現状一般会計からの繰り入れは,企業債支払利息減価償却費相当額となっておりますが,この方法では,実際に現金を支出する企業債元金償還金の方が,現在では減価償却費より少ないため,一時的に下水道事業会計内に資金が留保される状態となっております。これを企業債元利償還金相当額とする方式──資金ベース方式に変更しても問題はないとの結論をいただいたものでございます。  次に,(3)汚水事業経理手法検討でございます。  減価償却費は,汚水処理コストのうちで比重が高く,この削減を図るため,減価償却対象範囲の縮小を行うべきとして,いわゆるみなし償却適用範囲を拡大するよう提言をいただいております。  図をごらんください。補助金等を充当した資産について,上段資産の財源を,下段には減価償却対象範囲を示しております。みなし償却とは,図にございますように,補助金等を充当した資産の取得に際して,現状はすべてを対象減価償却実施しておりますが,見直し案にございますように,その部分を除いて減価償却実施する手法でございます。実施をすれば,減価償却費が減少しますので,収支は好転いたします。この手法は,地方公営企業法施行規則でも認められております。  中段の見直し実施影響額の試算をごらんください。  今回,答申をいただきました見直し実施した場合の影響額を試算しております。汚水経費負担区分を50%から20%に見直ししますと,約42億円一般会計補助金が減少し,高度処理経費繰り入れ見直しを行いますと,さらに約2億円一般会計補助金が減少する見込みとなっており,これらの下水道事業収支への影響は,同額の赤字要因となります。しかしながら,経理手法見直しとして,先ほどのみなし償却を適用することによりまして,減価償却費が約47億円減少いたします。これに伴いまして,減価償却費一般会計補助金対象でございますので,さらに約7億円減少いたしますが,下水道事業収支としては,差し引き約40億円好転することになります。そのため,汚水経費合計では,一般会計補助金が約51億円の減額となり,さらに雨水経費経理手法見直し約7億円も含めますと,約58億円の減額となります。一方,下水道事業収支への影響は,約4億円の赤字要因にとどめることができる見込みとなっております。  また,3残された課題といたしまして,震災直後に,緊急避難的にカットされた一般会計補助金 153億円について,返還方法を明確化する必要があること,また,下水道事業は,市民生活に直結したサービスであるため,今後とも市民への情報開示の充実を図るべきであるとの2点についてご提言をいただいております。  このように,今回いただいた答申は,収支的には現状から大きく悪化することなく,当面の市民負担の増大という事態も避けながら,一般会計との負担区分見直し実施できる答申になっております。しかしながら,水需要構造において,大口需要の減退,小口需要増加傾向が鮮明にあらわれてくるなど,下水道事業会計にとっては,今後も厳しい経営状況が見込まれることに変わりはございません。保有する資金,基金の活用により,当面のサービス水準の維持を図りながら,健全な経営基盤の確立に向け,一層の経営努力に取り組んでいかなければならないと考えております。  なお,3ページには,上下水道事業審議会委員・参与の名簿を掲げておりますので,後ほどご参照いただければと思います。  答申概要は以上でございますが,今後は,この趣旨を十分尊重し,平成16年度予算編成に反映させてまいりたいと考えております。  以上で説明を終わらせていただきます。  何とぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 5 ◯委員長たけしげ栄二) 当局説明及び報告は終わりました。  これより順次質疑を行います。  まず,第75号議案について,ご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 6 ◯委員長たけしげ栄二) ないようでありますので,次に報告神戸下水道事業経営に関する答申についてのご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 7 ◯委員長たけしげ栄二) 次に,この際,建設局所管事項についてのご質疑はございませんか。 8 ◯委員大井敏弘) ちょっとローカルな話になるんですけれども,名谷駅の駐輪場の話でちょっとお聞きしたいんですが,名谷駅には駐輪場が大変広範囲にございまして,ご存じだと思いますけれども,名谷南,東,西という,そういうくくりで管理がされておりまして,実は先日も駐輪場関係については,値下げなり,無償化ということでご提案もありましたけれども,市民皆さんからちょっとお声がありまして,要は名谷の駅に行くのに,ただ駅に通勤で自転車を乗っていくだけじゃないと。あるいは,買い物とか,いろんな形で名谷の方に向かって行く。そのときに有料いうことで,駐輪場へお金払ってお借りしているけれども,ここ置いたらあかんとか,あそこへ置いたらあかんとか,いろいろな形で,せっかくお金払っておるのに,そういう形で駐輪場管理方々に言われると。できたら,南とか,東とか,西とかいうんじゃなくて,全体を1つの駐輪場として使わせていただけたらなという市民の声がありました。その一方で,駐輪場をたくさん広範囲にお持ちなんですけども,結構あいておるところはたくさんあるんです。その一方で,周りの歩道には,相当な違法の駐輪があるのも事実だと──ご存じだと思いますけども。そういうことで,もう少しその辺,市民皆さん方の声もよく聞いていただいて,無料にせえとは言いませんけれども,極力有料化にしても,柔軟な対応をしていただけるようなことになればなと思ってますので,ぜひご検討もいただいて,ちょっとそんなことでお答えいただけるんなら,よろしくお願いします。 9 ◯村戸建設局長 おっしゃられますように,確かに駐輪場につきましては,非常に利用がアンバランスになっているのは事実でございます。それで,確かに私どもの方,一時使用定期利用と2種類の方々に使っていただいてるような形をとっておりますので,そういう意味で,どうしても定期利用の方が先にといいますか,ある程度場所を指定しているという問題と,それと一時利用につきましては,どうしても手続の関係がございますので,その管理人と申しますか,そちらの方の目の届くところと言っては語弊ありますけども,そういう周辺にどうしても一時使用場所が偏っているというようなこともございますので,今,委員おっしゃられますように,違法駐輪の実態も把握いたしまして,ぜひ,そういう意味で,利用のしやすい形ということで,利用方々のお話も聞きながら,十分検討してまいりたいというふうに思いますので,一度その名谷につきましても,地域の方々,あるいは今,現在管理している団体等も含めまして,一度よく相談してみたいと思います。 10 ◯委員長たけしげ栄二) 他に所管事項質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 11 ◯委員長たけしげ栄二) ないようですので,他に質疑がなければ,建設局関係審査はこの程度にとどめたいと存じます。  当局,どうもご苦労さまでございました。  なお,委員各位におかれましては,建設局が退室するまで,しばらくお待ちを願います。 12 ◯委員長たけしげ栄二) これより本委員会に付託されました議案意見決定を行います。  それでは,第75号議案土地売却の件について,いかがいたしましょうか。  (「異議なし」の声あり) 13 ◯委員長たけしげ栄二) それでは,原案を承認することに決定をいたしました。  以上で意見決定は終わりました。 14 ◯委員長たけしげ栄二) 本日ご協議いただく事項は以上であります。  本日はこれをもって閉会といたします。  ご苦労さまでした。   (午前10時18分閉会神戸会事務局 Copyright (c) Kobe City Assembly, All Rights Reserved. No reproduction or republication without written permission. ↑ ページの先頭へ...